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マウスピース矯正のリスク・副作用

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外し可能なため人気のある矯正方法ですが、以下のような副作用やリスクがあります。

1. 治療に伴うリスク

治療期間の延長

マウスピースの装着時間が不十分だと、計画通りに歯が動かず、治療が長引く可能性があります。
1日20時間以上の装着が推奨されます。

歯の移動が計画通りに進まない

個人差や予期しない問題で、歯が予定通りに動かない場合、治療計画の変更や追加治療が必要になることがあります。

適応が限られる

重度の不正咬合や複雑なケースには、ワイヤー矯正などの別の方法が必要な場合があります。

2. 口腔内の副作用

歯や歯茎の痛み

マウスピースの交換時に、新しい圧力で一時的な痛みや不快感を感じることがあります。

歯茎の炎症や腫れ

清掃不足や適合が悪い場合、歯茎が炎症を起こすことがあります。

歯の動揺

矯正中は一時的に歯が動揺することがありますが、これは正常な反応です。

虫歯や歯周病のリスク

マウスピース内に食べ物のカスや細菌が溜まりやすくなるため、適切な口腔ケアが必要です。

エナメル質の摩耗

マウスピースの取り外しや装着時に、エナメル質が摩耗する可能性があります。

3. マウスピースに関する問題

破損や変形

マウスピースが破損したり変形すると、治療が中断したり追加費用が発生する可能性があります。

装着時の違和感

装着中に話しづらさや発音の変化を感じる場合がありますが、多くの場合、慣れると軽減します。

4. 全身的な影響

顎関節への影響

矯正中に顎関節症(顎関節の痛みや違和感)が悪化することがあります。特に、治療中に噛み合わせが一時的に不安定になることが原因です。

アレルギー反応

マウスピースの材料に対するアレルギーが稀に起こることがあります。

リスク軽減のためにできること

信頼できる歯科医を選ぶ

矯正の専門家に診てもらい、適切な治療計画を立ててもらうことが重要です。

口腔ケアを徹底する

歯磨きやマウスピースの清掃を適切に行い、虫歯や歯周病を予防します。

定期的な診察

定期的に歯科医を受診し、治療の進捗や問題点を確認します。

生活習慣を見直す

食後は必ず歯を磨き、甘い飲み物を避けるなど、虫歯リスクを減らす工夫をしましょう。

マウスピース矯正は、適切に管理されれば安全で効果的な治療法です。
当院では適応症やリスクを患者様によく説明し、患者様の生活スタイルを重視しながら治療プランを計画いたします。

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